りさ読 第8号

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「バナナを逆からむいてみたら」
アーチャン・ブラーム

【こんな人に届け！！】
ずばり、思い悩んでる人です(笑)
ものを考えるのが好きな人！
新しい気づきが欲しい人も！

今回は前々から書店で気になっていた本を手に取りました(^_^)
何よりタイトルがいい！！！
あと表紙もわたしの好きな黄色で
とってもタイプでした(^_^)笑
本を選ぶきっかけなんてそんな単純なことでいいもんですよね。

みなさんは、バナナをどうむきますか？

ぴょんと伸びてる茎みたいな方を上にして、なんならそこを掴んでビローンって4つくらい分けてむきますか？(笑)
わたしもそれです(笑)

でも。
バナナ大好き、いわばバナナのプロであるお猿さんは違うんです。
バナナを逆からむくんですって。
すると不思議なくらいに早くスムーズに
バナナがむけてしまうらしいのです。

人生においても、
このサル方式を使えば、はるかに楽に過ごすことができるようになると著者は語っています(^_^)
言い換えれば、この本は人生における
ものを見る視点を変えるレッスンです。

誰もが分かっていて
でもできない人も多いであろうこと。
日々の中に溢れる「合間」の時間を
有効に使えるかどうか。
人生は、誕生に始まり、死亡ではじまるただの「合間」なんです。
その合間をいかに有効活用したかで
その人の「合間」の人生は大きく変わる。

現代は自分が「今ここにいること」を
大切にできる人が少ない時代だと
著者さんは指摘していました。
その通りだと思います。
生きていれば誰でも、少し上の次元の欲望が生まれます。

少し痩せれば、もっと痩せたい。
少しお金が貯まれば、もっと貯めたい。
仲のいい異性がいたら、
あわよくば恋人に発展したい。
恋人がいたならば、
もっと近づきたい、触れていたい。
自分だけのものにしていたい。

…と、あげだしたら枚挙に暇はないです。生きる上で必要不可欠な生理的欲求をはるかに超えて、膨大な承認欲求と所属欲求、自己実現欲求にまみれて、普通の人は生きています。

でも、何か嫌なことがあった時、
失敗してしまった時を思い出してください。そのほとんどの要因が、これらの生き過ぎた欲求だと思うんです。

だったら。
その欲求、最低限度まで下げましょう。
ご飯が食べれるなあ。
今日もよく眠れるなあ。
ああ、今日も元気に生きていて、
自分は今ここにいるんだなあって、
心の底から思ってみましょう。
あなたが今いる「ここ」は素敵です。
無理して、頑張り過ぎてまで
「ここ」から離れる必要なんてない。
「ここ」が気に入ったなら、
「ここ」に滞在したっていいじゃない。
逃げる必要もないし、他のどこかに行く義務もあなたにはありません。

自分の周りにある大切なものはすべて
永遠だとおもっていたって、
いつかはあなたの手元を離れていく。
それでも、あなたには、
幸せになる権利があるのだから、
好きなことを好きなだけやったらいい。

悟りを開けそうなレベルの本ですが
少しだけ気分が楽になります。
字もそれほど小さくなくて、
イラストもところどころあり。
とっても読みやすい楽しい本です！

ぜひ！読んでみてください☺️