りさ読 第9号
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「学校って何だろう 教育の社会学入門」
苅屋剛彦
【こんな人に届け!!】
純粋で純粋で純粋すぎるけど、
将来教育に携わりたいと思う人は確実に読んだ方がいいと思った。
別に「教育学部」の人っていうことじゃなくて、です(^ ^)
この本は、わたしが前期に受けていた1番好きな講義の先生が、最終回に紹介してくださった本の一つ。
タイトルも、書かれた方も、教育を学ぶうえではど鉄板!っていう感じでした。
だけどだけど!
確実に言えるのは、その「ど鉄板」を疑ってみるのが大事だってこと。
わたしのいう「ど鉄板」は、「常識」みたいなものだって考えてください。
この本にはたくさんの教育に関する事実や課題、知見が書かれていました。
でも、「答え」はどこにも書かれていません。わたしも含め、日本人は「正解探し」がとてもお上手。ほら、わからない問題は答えを見ますよね?知らない言葉は、グーグルで正解を見つけますよね?(笑) そんな日本人だからこそ、この本で苅屋さんはその手がかりになるヒントをたくさん与えてくださっています。そのヒントをつかみ、考えるべきは自分の頭です。
なんのために勉強をするの?
なんのために校則はあるの?
「前を向きなさい!」…どうして前はそっちなの?
教科書の内容は将来なんの役に立つの?
受験ってなんのため?
学歴ってどうして大事だっていうの?
これら全ての問いについて、たくさんのヒントがこの本には書かれています。
わたしも頭で考えました。答えはまだしっかりとは出ていません。ただ、大事なのは、自分の目で見ること、自分の頭で考えることなのだということだけはわかった気がします(^ ^)
ここで全部書くのはもったいない気がするので、特に強く印象に残った自分の中の気づきだけを書きます。
学歴社会なんていらない。
でも、学歴社会はすばらしい。
わたし自身、自分の学歴や進路選択には少しだけコンプレックスがあった時期がありました。どうしてみんな、偏差値ばかりで人を測るの?いい大学ってなんなの?ずっと思ってました(笑)
気づきの前半は、いかにもそんな私らしいですね(笑)
でも問題は後半。どうしてそんなこと、思ったのでしょう!!
気になった人は
ぜひ、読んでみてください(^ ^)
久しぶりに秒で読み終わった感!